クルーガーランド金貨ってどんな金貨?高く売れる?
このページでは世界的にも有名な地金型金貨の一種、クルーガーランド金貨について紹介します。クルーガーランド金貨について知りたい方はぜひ参考にしてください!
クルーガーランド金貨の概要と買取相場まとめ

クルーガーランド金貨の買取価格一覧リスト
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金の重量(コインの重量)買取価格
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1オンス(33.931g)買取価格288277円
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1/2オンス(16.965g)買取価格144134円
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1/4オンス(8.483g)買取価格72071円
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1/10オンス(3.393g)買取価格28826円
クルーガーランド金貨について動画でまとめていただきました
当サイトを参考にクルーガーランド金貨に関して概要や売却の際の注意喚起動画を作成していただきましたのでこの場でも紹介させていただきます。
特に買取における注意喚起は非常に大切な内容でしたので、売却の際にはチェックしておく事をおすすめします!
クルーガーランド金貨について

クルーガーランド金貨とは、南アフリカ共和国造幣局から発行された「地金型金貨」で、世界で初めて発行された地金型金貨でもあります。
重さは1toz,1/2toz,1/4toz,1/10tozの4種類として発行されています。(「toz=トロイオンス」とは重さの単位のことで、貴金属の国際単位です)
材質は金/916、銅/84と金品位は純金ではなく22K相当なのですが、有名なメイプルリーフ金貨をはじめとした地金型金貨のほとんどは純金製なのでこれは珍しいです。
純金でないのには意味がきちんとありまして、金は金属としての強度が低いため他の金属を混ぜる事でコイン自体の強度を上げる事ができるのです。
そして重要な点として、金品位は22K相当ではありますが使用されている金の量は純金のコインと同様の量です。
ですので1tozであれば使用されている金の重量は約31.1g使用されています。
強度が上がる事でコイン自体の劣化を防ぐことにも繋がるのでクルーガーランド金貨は22K相当として発行されたのです
そしてクルーガーランド金貨のデザインは1892年から1900年にかけて南アフリカ共和国で発行されていた「1ポンド金貨」のデザインをモチーフとしています。肖像の人物はトランスヴァール共和国の元大統領であるポール・クリューガー氏で、裏面には「スプリングボック」が描かれています。
スプリングボックとは鹿のような見た目ですが正確にはウシ科の偶蹄類に属していて、主に南アフリカなどのサバンナや砂漠に生息していますが、現在は乱獲によって生息数が減少している希少な動物のようです。
1967年から鋳造が始まったクルーガーランド金貨ですが、投資などに使う金貨としては先駆けとなった存在で日本でも一大ブームを巻き起こしました。
このクルーガーランド金貨が発行されたことに影響を受けてカナダのメイプルリーフ金貨やアメリカのイーグル金貨などの数多くの種類が各国より競うように発行されることになりました。
1980年からは1TOZ以外の金貨も発行されるようになったのですが、その後にアパルトヘイトが成立しその抗議として輸入が自粛されたことで流通は滞り、金貨の発行は大幅に減退しました。
この影響から現在も定期的な発行はされておらず限定品として少数が発行されている程度に留まっています。
過去に発行が停止してしまったことから現在ならプレミア価値が期待できるのではないかと思われるかもしれませんが、当時の分だけでも発行枚数が多かったことからプレミア価値はほぼ期待できず、買取相場も主に金相場や金貨のコンディションをベースとして算出されています。
地金型金貨の一覧
当サイトで解説している地金型金貨の一覧は次の通りです。
地金型金貨一覧リスト
金貨の正確な買取価格を調べる方法

金貨の売却を検討している場合、価値を正確に知る方法をご紹介します。
それは買取業者にメール査定を依頼する事です
これだけで専門家に金貨を査定してもらえます。
金貨は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送れば、すぐに価値が明らかになります。
金貨をメール査定してもらう方法とおすすめの買取業者については次のページを参考にしてください