ブリタニア金貨の買取相場や詳細情報を徹底解説

このページでは世界的にも有名な地金型金貨の一種、ブリタニア金貨について紹介します。ブリタニア金貨について知りたい方はぜひ参考にしてください！

当サイトを参考にブリタニア金貨に関して概要や売却の際の注意喚起動画を作成していただきましたのでこの場でも紹介させていただきます。

特に買取における注意喚起は非常に大切な内容でしたので、売却の際にはチェックしておく事をおすすめします！

ブリタニア金貨とはイギリスでより発行されている地金型金貨の一種類です。

発行開始された年度は1987年と地金型金貨の中では遅れた時期ですが、1987年から現在に至るまで毎年発行されています

ブリタニア金貨の表面にはエリザベス女王の肖像画、裏面にはブリタニア女神と軍事力を象徴する三又の矛と盾、そして平和を意味するオリーブの枝がデザインされています。

ブリタニア女神とはイギリスを擬人化した女神のことで、トライデントという三又銛を持ち古代ローマを彷彿とさせる鉄兜姿で知られています。

イギリスでは古くから”ブリタニア女神”をモチーフとした金貨や銀貨が発行されてきました。

それらは地金型金貨ではなくアンティークコインとして扱われ、一枚で数十万、数百万の価値を持つ品も存在します。

そしてブリタニア金貨は中国の「パンダ金貨」やオーストラリアの「カンガルー金貨」のようなデザインの変更はされていｍせんが、年代によってはエリザベス女王の肖像画に違いがあります。

ブリタニア金貨は1987年から毎年発行されていますが、2013年を境に金品位の見直しがされました。

どういうことかというと、1987年から2012年までは22金相当の金品位で発行されていたのですが、2013年以降24金の純金へと変更して発行されることになりました。

このように特定の年度以降から金品位が大きく変更されるというのはブリタニア金貨のみで行われた変更です。

どうしてこのタイミングでわざわざ純金製へと変更したのかというと、地金市場での信頼性が関係していると言われています。

地金型金貨の金の純度はコイン自体への信頼性と強く関係していて、純度は高ければ高いほどいいとされています。

地金型金貨で有名なメイプルリーフ金貨は発行当初は99.9%という金の純度でしたが、発行から数年後には99.99％まで純度を引き上げ信頼性を上げたとされています。

このことからも、22金から24金へ引き上げる事で地金市場での信頼性を大きく引き上げる狙いがあったとされています。

一方で何故最初から純金で精算しなかったのかというと、コイン自体の強度を上げる事が目的の一つだったと言われています。

金自体は金属としての強度が低いので、他の金属を混ぜる事でコイン自体の強度を上げる事ができるのです。

コイン自体の強度が上がれば長期保管における劣化対策にも繋がりますので、コレクションする上でも重要な点だとされています。

そして、重要な点としてコイン自体の金品位は変更されましたが、使用されている金の重量自体は同じだという点です。

ですので、1tozであればコインの重量は22金の方が重くても使用されている金の重量は22金でも24金でも約31.1ｇとなっています。

ブリタニア金貨の買取にはいくつか注意点があります。

まず一つは金品位と重量の勘違いです。

知識のない買取業者や悪質な買取業者の場合、22金のブリタニア金貨であっても1トロイオンス＝約31.1ｇと決めつけて査定されることかあります。

22金のブリタニア金貨の1トロイオンスコインの重量は約33.9gなので、軽い重量で計算をされてしまうと当然損をしてしまいます。

逆に、2013年以降の純金ブリタニア金貨なのに22金と決めつけて計算されるような可能性もありますので、この2点にはまず注意しましょう

そして、もう一つがブリタニア女神がデザインされたコインは数多く発行されているという点です。

なので、売却や取引をする際には一度デザインを確認して本当にブリタニア金貨なのかどうかを確認するようにしましょう。

本物のブリタニア金貨の場合、「金品位」「発行年度」「トロイオンス」「エリザベス女王」「ブリタニア女神」が確認できますので、素人であっても簡単に見分ける事が可能となっています。