古銭買い取り業者徹底比較!

「享保大判」の買取相場や価値・詳細、おすすめ古銭買取業者とは?

享保大判買取におけるおすすめの買取業者を紹介します。
享保大判買取におけるおすすめの買取業者を紹介します。

享保大判ってどんな大判?価値はある?

享保大判の買取価格

享保大判とは、享保11年(1726年)に発行された大判です。

享保大判の一世代前は「元禄大判」という大判が使われていましたが、吹き替えによって大判や小判の品位がかなり下げられていたため、含まれている金の量はかなり少ないものでした。

万延金が鋳造され始めた時、貨幣から極端に金の量が少なくなる事で額面ではなく貨幣自体の価値が下がってしまう事からインフレのリスクがありました。

そして、そのインフレリスクは現実のものとなり、市場では大きな混乱がおきたので、インフレを改善するために享保年間でも「吹き替え」を行います。

そのときに改鋳されたのが「正徳金」「享保金」で、大判・小判の金品位を初期の慶長大判と同等まで戻し、貨幣自体の価値を戻してインフレを抑制しようと考えたわけです。

(吹き替えとは、その時代の大判・小判などを一度集めて全て溶かしてしまい、使われている金の純度を変更して再発行することです。吹き替えにより、沢山の大判小判を量産することが可能だったり、逆に金の純度を上げて発行することも出来たのです。)

この享保大判への吹き替えは、新井白石による「貨幣量が多すぎるからインフレになる」という判断により行われました。

ですが白石の狙い通りにはいかず、なかなか通貨の交換が行なわれなかったため、旧貨幣の通用を禁止する通用令が出され、ようやく通貨の統一がなされたといわれています。

そして、享保大判は大判としては初めて公式に通用価値が認められました大判でもあります。

通用期間は1726年1月から1860年5月まで134年の長きに渡りましたが、発行枚数があまり多くないため希少価値は高く、古銭買取での買取価格もかなり期待できるものになります。

享保大判の買取価値と概要

享保大判とは?

享保大判は8515枚が製造されましたがそのうち15枚は試作であったため実際の発行枚数は8500枚だといわれており、希少価値が高い大判のひとつです。

享保大判は流通期間が約130年余りと非常に長く通貨としても用いられたせいか、墨書の書き改めが頻繁に行なわれた大判でもあります。

享保大判の墨書を担当したのは12代寿乗から17代典乗と、後藤家6代に渡るほどに長い流通機関だったのです。(墨書=大判の表面に墨で書いている文字のこと。大判の品位を証明するもので、当時は後藤家が代々墨書を担当していました。)

大判の墨書は経年や擦れなどによって薄れていくため、当時の人々は大判の墨書きが薄れると後藤家に書き改めを依頼しました。

よって、享保大判に初めて墨書した”12代寿乗”による墨書が残っている享保大判は、希少価値が非常に高く買取価格も期待できます。

享保大判の買取相場は、状態が良く墨書きも綺麗なものだと、一枚あたり大体350万円以上の買取価格も期待できます。

ただ、墨書きがほとんど残っていない場合、あるいは後藤家以外の第三者が墨書きの書き改めを行っていた場合の享保大判の買取相場は1枚辺り50万円前後の買取価格が基準になります。

大判の買取の基準としては、「墨書きが鮮明か」「第三者が書き改めていないか」という点も、買取価格を算出するにあたって、とても大切な要素になってきます。

発見される享保大判はその保管状況や状態も様々なため、平均的な享保大判の買取相場としては、概ね150万円~250万円前後の買取価格が期待できます。

大判自体そもそもの買取価値が非常に高く、また、滅多と見つからないプレミア古銭のため買取業者ごとの買取価格に大きなバラつきが出る可能性が高いです。

そのため、一社に査定してもらい「本物だから買取価格は○○万円」と結果が出た場合、その買取価格を基準に複数の古銭買取業者で見てもらうのがおすすめです。

享保大判の特徴とは

享保大判の表面には「拾両後藤(花押)」と墨書きがあり、後藤四郎兵衛家十二代寿乗、十三代延乗、十四代桂乗、十五代真乗、十六代方乗、十七代典乗のいずれかによって書かれたものです。

刻印は上下左右に丸枠桐紋があり、今まで発行されてきた大判と違いはありません。形状は、やや角ばった楕円形です。

享保大判の裏面中央には、丸枠桐紋・亀甲桐紋・花押の極印、左下に「久・さ・竹」、「久・石・竹」、「久・坂・竹」、「久・宇・竹」、「久・七・竹」のいずれかの極印が打たれています。

品位は金677/銀281/その他42で、量目は165.4gでした。

享保大判金の買取価格リスト

  • 大判の種類
    上品
    中品
    下品
  • 享保大判金
    上品
    350万円~500万円
    中品
    250万円~350万円
    下品
    150万円~250万円

動画にまとめていただきました!

享保大判の買取相場や概要について当サイトも参考にし、動画を作成いただきましたのでここでも紹介させていただきます。

大判ページの一覧

当サイトで解説している大判の一覧は次の通りです。(※小判リンクをクリックするとページ移動します)

発行年度順:大判一覧リスト

古銭の買取価値を簡単かつ正確に知る方法

メール査定がおすすめ

このページで説明したのは、あくまでも「古銭の目安の価値と買い取り相場」ですので、先に古銭の買取価格を正確に知る方法をご紹介します。

それは、古銭買取業者にメール査定を依頼する事です。

古銭は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、買取業者の問い合わせフォームから写真を添付して送ることで、簡単に買取価値が明らかになります。

そして、古銭は種類だけではなく、その状態によっても買取価値が大きく変動します。
実物を見てもらえるメール査定は状態も考慮した古銭の正確な価値を知る為に、この上ない程の最善の方法です!
特に、価値の高い古銭をお持ちであれば、こちらのメール査定にて正確な査定をしてもらう事をおすすめします。そして、メール査定であれば買取は簡単に断れますのでご安心ください。

古銭をメール査定してもらう方法やおすすめの古銭買取業者は、こちらを参考にしてください

今月のおすすめ業者!

ページ上部へスクロール