大正兌換銀行券ってどんな紙幣?高く売れるの?

大正兌換銀行券は初めて20円という額面が紙幣として初めて発行された旧紙幣で全部で4種類の額面が発行されました。
このページでは、全4種類の大正兌換銀行券の買取価格や概要を、画像付きで紹介していきます。
ただし、大正兌換銀行券は買取相場が高い古紙幣で状態による買取相場も変動しやすいので、買取の際には相見積もりが重要ですので、先に「おすすめの古銭買取業者」と「正確に大正兌換銀行券の買取価格を調べる方法」をご紹介します。
大正兌換銀行券を含めた旧紙幣の買取をお考えの際には是非参考にしてください。
また、他の「額面」や「券種」の旧紙幣(古紙幣)の買取情報はこちらも次のページも参考にしてください。
大正兌換銀行券の買取におけるおすすめ買取業者を紹介
大正兌換銀行券の買取は優秀な古銭買取業者に依頼をする事で安心に高価買取が実現できます。次のおすすめ買取業者はネットによるWEB査定も対応してもらうことが可能な古銭買取業者なので、気になる大正兌換銀行券をとりあえず査定してほしい場合にもおすすめです。
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古銭買取福ちゃん
福ちゃんの古銭買取データ早見表 買取価格(古銭) 8.0点 買取価格(記念硬貨) 7.5点 顧客対応(サービス) 8.0点 対応のスピード 7.0点 -
バイセル(旧スピード買取.JP)
バイセルの古銭買取データ早見表 買取価格(古銭) 7.0点 買取価格(記念硬貨) 7.0点 顧客対応(サービス) 6.0点 対応のスピード 8.0点
大正兌換銀行券の買取相場と概要をまとめて解説
では、今まで発行された大正兌換銀行券の買取価格となどの情報について、画像付き一覧で説明していきます。
このページで紹介している大正兌換銀行券の一覧は次の通りです。
大正兌換銀行券の種類・買取価格一覧
上記の大正兌換銀行券の名称をクリックするとそこまでジャンプします。
大正兌換銀行券20円札の買取相場と概要

横書き20円札の買取価格一覧リスト
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紙幣の名称(種類)未使用美品並品
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横書き20円札未使用8万円~20万円美品4万円~8万円並品2万円~4万円
大正兌換銀行券10円札の買取相場と概要

大正兌換銀行券10円札の買取価格一覧リスト
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紙幣の名称(種類)未使用美品並品
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左和気10円札未使用1万円~2万円美品5000円~1万円並品1000円~5000円
大正兌換銀行券5円札の買取相場と概要

大正兌換銀行券5円札の買取価格一覧リスト
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紙幣の名称(種類)未使用美品並品
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大正武内5円札未使用12000円~2万円美品5000円~12000円並品1500円~5000円
大正兌換銀行券1円札の買取相場と概要

アラビア数字1円札の買取価格一覧リスト
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紙幣の名称(種類)未使用美品並品
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番号:100番台未使用3000円~5000円美品800円~3000円並品300円~800円
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番号:200番台未使用500円~1500円美品150円~500円並品50円~150円
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その他未使用100円~200円美品50円~100円並品10円~50円
動画にまとめていただきました!
大正兌換銀行券の買取相場や価値について当サイトも参考にし、動画を作成いただきましたのでここでも紹介させていただきます。
大正兌換銀行券の正確な買取相場を調べる方法

手元にある大正兌換銀行券の正確な買取相場を調べる方法はとても簡単です
古銭買取業者にメール査定を依頼するだけ
これだけで専門家に大正兌換銀行券を査定してもらえます。
大正兌換銀行券含めた古銭は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送ればすぐに買取相場が明らかになります。
そして、メール査定であれば買取依頼も簡単に断れるのもおすすめなポイントです
大正兌換銀行券をメール査定の方法やおすすめの業者については次のページも参考にしてください
【大正兌換銀行券の歴史】どんなお金だった?

大正3年に始まった第一次世界大戦によって、軍事用品が品薄となったため、日本製品の需要が高まりました。
これに伴って日本は好景気となりたくさんの紙幣が必要とされ、日本銀行は需要の高まりに対応するために新たに紙幣を発行する運びとなったのです。
そのときに発行されたのが、今回ご紹介する「大正兌換銀行券」で、額面は20円(甲貳拾圓券)、10円(乙拾圓券)、5円(丙五圓券)、改造一円券(アラビア数字1円)の4種類が発行されました。
「大正兌換銀行券」の特徴的な紙幣といえばやはり20円紙幣、通称「横書き20円」です。
紙幣の需要の高まりに伴って100円と10円の間の額面である「20円」という額面が発行されましたが、日本銀行券になってからは20円を額面に設定した紙幣は初めて発行でした。
現在の日本貨幣でも「2」の単位の貨幣は珍しい額面ですが、世界的に見れば、アメリカ20ドルやイギリス20ポンドなど「2」の単位の貨幣は結構流通しているんですよね。
そうした世界では一般的な単位ということから、日本でも近年に2000円紙幣を流通させようとしたことは記憶に新しいかと思います。
結局2000円紙幣は使い勝手の悪さなどから浸透することはありませんでしたが・・・
そして、「大正兌換銀行券」では以前流通していた甲号兌換銀行券で浮き彫りとなった「写真での偽造」という欠点を克服した紙幣となっています。
また、幽霊札という俗称でも有名な前回発行された乙号兌換銀行券はデザインの悪さから不評だったことを受け、当時ヨーロッパで流行だったアールヌーヴォー調のデザインを取り入れるなど大正兌換銀行券ではデザインにも工夫が施されています。
当時の貨幣事情について
この頃、既にヨーロッパの国々は、第一次世界大戦に伴い金本位制を停止していました。ヨーロッパのみならず、アメリカも金本位制を停止したことを受けて、日本も大正6年に金の輸出を停止しています。
これによって事実上、金と紙幣の兌換も停止となり日本がようやく実現できた金本位制は一度停止することになるのです。(この辺りの歴史は、甲号兌換銀行券のページ下部にて紹介しています。)
しかし日本は、あくまで金本位制の一時停止という体制を取り、世界の国々が金本位制を復活させたら追従しようと考えていました。そのため停止させた後も、金本位制の復活を待ちながら、日本銀行兌換券を発行し続けていたのです。
ですが昭和6年になると金の輸出に国の許可が必要になり、事実上、金輸出は禁止され金の兌換も原則禁止となりました。