日本銀行券A号5円（彩文5円紙幣)について
まず、価値を説明する前に【日本銀行券A号5円（彩文5円紙幣）】について説明します。
彩文5円紙幣の正式名称は「日本銀行券A号5円」といい、昭和21年(1946年)に発行された古紙幣です。
日本の古紙幣でよく見られるような肖像画はなく、表裏ともに”彩文”模様が採用されているのが特徴で、通称「彩文5円紙幣」と呼ばれています。
この彩文5円紙幣が発行された時代は、日本が敗戦しGHQの管理下に置かれていたときでしたので、紙幣のデザインにも制約が掛かりました。軍国主義を彷彿とさせるような人物の肖像画は使えなくなってしまったため、こちらの日本銀行券A号5円に至っては、無難な彩文模様が採用されたのです。
実は、日本銀行券A号5円（彩文5円紙幣）は、民間によってデザインされた紙幣で、東京証券印刷、帝國印刷などの民間企業でも印刷が行われました。
こういった印刷事情がある事から、紙幣の番号によって印刷所別に分類することができ、印刷所ごとに価値が多少異なります。
どの印刷所から発行されたかは、日本銀行券A号5円（彩文5円紙幣）の場合、「組番号」の下二桁で知ることが出来ます。
例えば、「113217」という番号だったら、下二桁が17ですので、帝國印刷の芝工場にて印刷された、という具合です。
日本銀行券A号5円(彩文5円札)のナンバーは、以下の5種類があります。
- 「12」・・・印刷局・滝野川工場
- 「22」・・・印刷局・酒匂工場
- 「15」・・・共同印刷・小石川工場
- 「26」・・・東京証券印刷・小田原工場
- 「17」・・・帝國印刷・芝工場
ちなみに、日本銀行券A号は民間で印刷された数少ない古紙幣ですが、複数の印刷局で作られたことが原因で偽造が多発してしまっています。
彩紋5円札の買取相場(価値)と概要
比較的新しい時代の紙幣なので、高い買取相場は期待できませんが、額面以上で買取してもらえる旧紙幣ではあります。状態が良ければ200円前後の買取価格ができ、印刷された場所次第で300円位まで買取価格が期待できます。
彩紋5円札の買取価格一覧リスト
-
紙幣の名称(種類)未使用美品並品
-
彩紋5円札未使用120円～250円美品80円～120円並品30円～80円
以上が彩紋5円札の買取相場ですが、印刷所や状態に応じた買取相場を個人が算出する事は困難です。
特に、印刷エラーを始めとした、エラー紙幣に関してはエラーの種類や度合いにより買取相場の価値判断が非常に難しいので、彩紋5円紙幣の買取価格を正確かつ確実に調べる方法も紹介します。
誰でもできる！一分で古銭の価値を調べる方法
彩紋5円紙幣の買取相場を調べる方法は至極簡単です
業者にメール査定を依頼するだけ
これだけで専門家に古銭を査定してもらえます。
旧紙幣は写真があればほぼ確実な査定が可能です。
ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送れば、簡単に古銭の価値は明らかになります。
更に、このメールで査定は悪徳業者を見抜く為にも重要な事でもあり、古銭においては買取価格も分かるので正に一石二鳥の方法です。
彩文5円紙幣の正確な価値が知りたい方はネットで調べるよりもメール査定がおすすめです！
