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【永楽通宝】いくらで売れる?種類別の買取相場や価値、歴史を解説

永楽通宝買取におけるおすすめの買取業者を紹介します。
永楽通宝買取におけるおすすめの買取業者を紹介します。

永楽通宝について買取相場など解説します

このページでは次のような流れで永楽通宝について紹介します。

  • 永楽通宝の種類と買取相場
  • 永楽通宝の買取相場を正確に調べる方法
  • 永楽通宝の歴史

当サイトでは永楽通宝以外の穴銭についても買取相場などを解説していて、次のページで一覧で紹介しています。

動画にまとめていただきました!

永楽通宝の買取相場や歴史について当サイトも参考にした動画を作成いただきましたので紹介させていただきます。

永楽通宝の種類と買取相場

永楽通宝の種類と買取相場

まず、基本的な永楽通宝の情報をみていきましょう

永楽通寶の価値と買取価格

永楽通寶
鋳造期間~通用期間:1411年~1608年(永楽9年~慶長13年)
古銭としての買取価値:ぼちぼち~高い
素材:銅・銀・金
永楽通宝の形状は円形で中心に正方形の穴が打たれています。表面には「永樂通寳」の文字が刻印され、裏面はふちが盛り上がっているだけで刻印はありません。永楽通宝は銅銭・銀銭・金銭の3種類あり、銅銭の多くは明(中国)からの渡来銭です。日本で鋳造された種類は基本的に価値が高い傾向にありますが、中国渡来銭は価値が著しく下がります。

永楽通宝の種類について

では、永楽通宝の詳しい買取相場を解説していきますが、まず重要な点として同じ永楽通宝でも「日本と明どちらで作られたのか」、更に、書体や素材、製造方法のの違いによって、価値や買取相場が大きく変わるという点です。

時代の古いお金なので、全ての「銭文」や種類を紹介する事は非常に困難なので、当サイトでは「日本貨幣カタログ」で紹介されている種類の永楽通宝について紹介した上で買取相場をまとめて紹介したいと思います。

  • 永楽通宝「通常銭(銅銭)」 - 通常流通していた種類で多くは「渡来銭」
  • 永楽通宝「ノム樂(銅銭)」 - 「樂」字の「幺」の線が一部削れていて「ノム」に見える種類
  • 永楽通宝「鋳造(銀銭)」 - 鋳型を利用して鋳造された銀銭。打製と比べて文字がシャープでなかったり「す」が確認できたりする
  • 永楽通宝「打製(銀銭)」 - 文字通り打って作られた銀線(鍛造)。表面にシワが確認でき、鋳造よりも文字がシャープに仕上がり、「す」は確認できない
  • 永楽通宝「打製紀州(銀銭)」 - 通常の打製と比べて書体が異なる
  • 永楽通宝「鋳造(金銭)」 - 鋳造された金銭
  • 永楽通宝「打製(金銭)」 - 鍛造された金銭
永楽通宝の特徴

永楽通宝の種類の中ではまず素材に注目しましょう。

「金銭>銀線>銅銭」という具合に価値が変わりますが、素材を見間違えると買取相場や価値は致命的に異なってきます。

素材なんて間違えるわけないと思われるかもしれませんが、古いお金の場合は素人だとはっきり見分ける事が意外と難しいポイントでもあります。

そして、銅銭の中で見分けることが重要なのが「ノム樂」の銭文で、通常の種類より価値がかなり高いので見分ける事ができた方がよいでしょう。

画像のようにかなり文字が特徴的なので、素人でも「ノム樂」の判断は一応可能と言えます。

ただし、他にも「中正手」など価値の高い種類がありますし、状態によっても買取相場は変わってきますので、永楽通宝の買取相場を一覧で紹介した後に素人でも可能な正確に買取価格を調べる方法も紹介します。

永楽通宝の買取相場リスト

  • 銭文の種類
    買取価格
  • 永楽通宝「通常銭(銅銭)」
    買取価格
    買取付加~1000円
  • 永楽通宝「ノム樂(銅銭)」
    買取価格
    2000円~5000円
  • 永楽通宝「鋳造(銀銭)」
    買取価格
    6000円~15000円
  • 永楽通宝「打製(銀銭)」
    買取価格
    30000円~50000円
  • 永楽通宝「打製紀州(銀銭)」
    買取価格
    15000円~25000円
  • 永楽通宝「鋳造(金銭)」
    買取価格
    100000円~500000円
  • 永楽通宝「打製(金銭)」
    買取価格
    700000円~100万円

永楽通宝の買取価格を簡単かつ正確に知る方法

メール査定がおすすめ

上記の永楽通宝の買取相場リストはあくまでも目安ですので、正確な買取価格を調べる方法もご紹介します。

それは、古銭買取業者にメール査定を依頼する事です。

永楽通宝は写真があればかなり正確な査定が可能ですので、古銭買取業者の問い合わせフォームから写真を添付して送ることで、簡単に買取価値が明らかになります。

実物を見てもらえるメール査定は状態も考慮した古銭の正確な価値を知る為の最善の方法です!

特に、永楽通宝は種類と状態の判断も難しいのでメール査定にて正確な査定をしてもらう事をおすすめします。

そして、メール査定であれば買取は簡単に断れますのでご安心ください。

古銭をメール査定してもらう方法やおすすめの古銭買取業者は次も参考にしてください

永楽通宝買取におけるおすすめ買取業者を紹介

優秀な古銭買取業者に依頼をするだけで、特に手間をかけずにお手軽かつ安心に永楽通宝の高価買取が実現可能です。メール査定にも対応している古銭買取業者なので、穴銭の買取相場を知りたい際にもおすすめな古銭買取業者です!

  • 古銭買取福ちゃん

    福ちゃんの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 8.0 ポイント8
    買取価格(記念硬貨) 7.5 ポイント7_5
    顧客対応(サービス) 8.0 ポイント8
    対応のスピード 7.0 ポイント7
  • バイセル(旧スピード買取.JP)

    バイセルの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 7.0 ポイント7
    買取価格(記念硬貨) 7.0 ポイント7
    顧客対応(サービス) 6.0 ポイント6
    対応のスピード 8.0 ポイント8

永楽通宝の歴史

永楽通宝の歴史

永楽通宝とは別名【永楽銭】とも呼ばれ、織田信長が旗印に使用していたことでも有名な穴銭の一種ですね。

織田信長が旗印に用いる程なので、日本国内では、特に東日本では人気の高い穴銭でしたが、最初に鋳造・流通していた中国では著しく人気の低い穴銭だったのです。

実は永楽通宝は日本で鋳造されたものではなく、1411年(永楽9年)に※明(中国)で鋳造された穴銭です。その為、【永楽通宝】の「永楽」とは中国の元号から由来された名称です。(当時の日本の元号は「応永(おうえい)」)

※明(みん)とは、中国の歴代王朝のひとつで、1368年から1644年の長きに渡って栄えた王朝です。

永楽通宝は中国本土でも流通していたのですが信用の高い他の貨幣が昔から流通していて、新しく作った永楽通宝は明での信用が極めて低く、徐々に使用することすら忌避されていったほどでした。

その結果「中国ではあまり使われないので外国へ輸出しよう」という動きになり、室町時代中後期(15世紀後半)には渡来銭として日本へ大量輸入される事になりました。

そして、日本では有名な【寛永通宝】が正式に流通した江戸時代初頭まで、100年以上という長い期間【永楽通宝】が流通することになります。

そもそも、日本では平安時代から鎌倉時代にかけて、日本国内の人口が増え、商業も発展していったことから貨幣が必要となりましたが、その時代は貨幣鋳造を行う技術がなく、中国から銅銭を輸入して国内で使用していたのです。

室町時代後期にいたるまで既に流通していた宋銭(中国が「宋」時代に鋳造された銅銭)は摩耗やは損じたものも多かったという事情からも、新しく輸入された良質な銅銭でもある永楽通宝は日本で受け入れられたというわけです。

ただし、日本でも流通当初から人気が高かったというわけではありません。

不人気だった理由に諸説はありますが、特別きれいな銭貨だったので偽金と間違われていた、明で不人気だったという事実が日本でも尾を引いた、サイズが大きく使い勝手が悪かったともいわています。

ですが、上述の通り既に流通していたお金の劣化が激しかったこともあり、きれいな銭貨は徐々に受け入れられることになっていきます

永楽通宝は、日本では江戸時代まで長く使われ、1608年に通用禁止令が出されました。しかしその後も”永(1永=千分の一両)”という通貨単位として名残をとどめた事からも、日本のお金の歴史の中でも重要な貨幣の一つということは間違いありません。

また、永楽通宝は主に、東国(伊勢・尾張よりも東)で流通していました。年貢の算定も永楽通宝が基準になっており、これを「永高制」といいます。

日本の古銭・穴銭の中でも知名度が高い「永楽通宝」ですが、銅銭であれば希少価値も低く手に入りやすい事から古銭収集の入門編として入手した方も多いようです。

日本で鋳造された永楽通宝って?

日本には鋳造技術がなく、永楽通宝は明で鋳造されたものを輸入して使用していたと説明しましたが、実は日本で鋳造された永楽通宝も存在します。

日本で鋳造され始めたとされるのは1587年からなので、織田信長から豊臣秀吉に政権がうつってからですね。

明で鋳造された永楽通宝は1411年からなので日本で鋳造され始めたのがかなり遅かったのがわかるかと思います。

そういった理由からも、中国で鋳造された永楽通宝は希少性も価値も低いですが、日本で鋳造されたとされる永楽通宝は希少性も価値も高く、高価買取すらも期待できる穴銭となっています。

そして、日本で鋳造された永楽通宝で重要なのが、素材に銅ではなく金と銀を使用した「金銭」と「銀銭」が存在するということですです。

この「金銭」と「銀銭」は日本でしか鋳造されておらず、価値が別格に高くなり金銭の価値の高さは穴銭の中でもトップクラスの価値があるほどです。

なぜ希少性が別格に高くなるのかというと、この金銭と銀銭は貨幣目的として鋳造されたわけでなく、戦の褒美の恩賞目的に豊臣秀吉が特別に鋳造させたものだからです。

似たような目的の古銭で言うと「大判」がありますが、豊臣秀吉の時代からこうした恩賞用の貨幣というものが特別に鋳造されるようになります。

そして、日本で作られた永楽通宝でもう一種類紹介するのが私鋳銭(鐚銭)です。

私鋳銭というのは、民間人が勝手に貨幣を鋳造する事、いわゆる偽造なのですが、当時の日本では様々な私鋳銭が流通していて、永楽通宝を模した私鋳銭も流通していました。

以上が永楽通宝の歴史についてでした。

今月のおすすめ業者!

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