政府紙幣B号ってどんな紙幣?高く売れるの?

政府紙幣B号は、板垣退助の肖像画が描かれた「板垣50銭札」1種類のみが発行されています。50銭は当時硬貨としても発行されていましたが、当時の日本は凄まじいインフレの渦中で、硬貨の材料が足りなくなってしまう懸念がありました。そのため板垣50銭紙幣が作られ、発行枚数は12億4000万枚にも上りました。
このページでは、政府紙幣B号(板垣退助50銭)の買取価格や概要を、画像付きで紹介していきます。
ただし、政府紙幣B号は非常に買取相場が高く買取の際には相見積もりが必須と言え、状態による買取相場も変動しやすいので先に「おすすめの古銭買取業者」と「正確に政府紙幣B号の買取価格を調べる方法」をご紹介します。
政府紙幣B号を含めた旧紙幣の買取をお考えの際には是非参考にしてください。
また、他の「額面」や「券種」の旧紙幣(古紙幣)の買取情報はこちらも次のページも参考にしてください。
政府紙幣B号の買取におけるおすすめ買取業者を紹介
政府紙幣B号の買取は優秀な古銭買取業者に依頼をする事で安心に高価買取が実現できます。次のおすすめ買取業者はネットによるWEB査定も対応してもらうことが可能な古銭買取業者なので、気になる政府紙幣B号をとりあえず査定してほしい場合にもおすすめです。
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古銭買取福ちゃん
福ちゃんの古銭買取データ早見表 買取価格(古銭) 8.0点 買取価格(記念硬貨) 7.5点 顧客対応(サービス) 8.0点 対応のスピード 7.0点 -
バイセル(旧スピード買取.JP)
バイセルの古銭買取データ早見表 買取価格(古銭) 7.0点 買取価格(記念硬貨) 7.0点 顧客対応(サービス) 6.0点 対応のスピード 8.0点
政府紙幣B号の買取相場と概要をまとめて解説
今まで発行された政府紙幣B号の買取価格と、いつまで発行されたか、今でも使えるのかなどの基本的な情報について、画像付き一覧で説明していきます。
このページで説明する政府紙幣B号の一覧は次の通りです。政府紙幣B号の種類や買取価値はいくらか調べたい場合などに参考にしてください。
政府紙幣B号の種類・買取価格一覧
上記の政府紙幣B号の名称をクリックするとそこまでジャンプします。
政府紙幣B号50銭札の買取相場と概要

政府紙幣B号の買取価格一覧リスト
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紙幣の名称未使用美品並品
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板垣50銭札未使用50円~100円美品20円~50円並品額面~20円
動画にまとめていただきました!
政府紙幣B号の買取相場や価値について当サイトも参考にし、動画を作成いただきましたのでここでも紹介させていただきます。
政府紙幣B号の正確な買取相場を調べる方法

手元にある政府紙幣B号の正確な買取相場を調べる方法はとても簡単です
古銭買取業者にメール査定を依頼するだけ
これだけで専門家に政府紙幣B号を査定してもらえます。
政府紙幣B号含めた古銭は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送ればすぐに買取相場が明らかになります。
そして、メール査定であれば買取依頼も簡単に断れるのもおすすめなポイントです
政府紙幣B号をメール査定の方法やおすすめの業者については次のページも参考にしてください
【政府紙幣B号の歴史】どんなお金だった?

1948年(昭和23年)に発行が開始された「政府紙幣B号」は、板垣退助が肖像画になった50銭紙幣という特徴があるため、別名「板垣退助50銭」「板垣50銭」とも呼ばれています。
政府紙幣B号の発行当初、日本はすさまじいインフレの渦中で、貨幣を作るペースが追い付かないため、紙幣の印刷は民間業者にも委託されるようになったのです。
ですが、戦後の混乱が相次ぐ中での紙幣発行となりましたので、素材はパルプ用紙を使用した粗雑なものになりました。さらにこの紙幣は、平面印刷で透かしもなく、さらに通し番号もないものだったのです。
政府紙幣B号の発行よりも10年ほど前、昭和12年に始まった日中戦争によって、貨幣の材料であるニッケルや銅などの需要が急激に高まっていました。
そのため、当時ほとんどを輸入に頼っていたニッケル素材の使用を控え、国内で産出される金属で代用した「臨時補助貨幣」が発行されました。
このことがきっかけとなり、臨時通貨法が施行されたのです。(臨時通貨法とは、貨幣法で定められている貨幣の他にも、臨時であれば補助的な貨幣の製造・発行を良しとします、といった内容です。)
当初、この法律は、日中戦争終了後1年までの期限付きで施行されたものでした。しかし、太平洋戦争終了後も期限が延長され、この法律によって、貨幣以外の臨時貨幣を発行することが可能になっていたのです。
政府紙幣B号(板垣退助50銭紙幣)の発行の経緯
軍事用品の薬莢や信管などに多くの黄銅が含まれていることが分かり、材料が調達できるならばと、1936年(昭和11年)には50銭の硬貨「50銭黄銅貨」の製造が開始されていました。それに伴って、50銭”紙幣”の方は製造が中止されることとなりました。(板垣退助50銭紙幣の前は、政府紙幣50銭が発行されていました。)
しかし、その当時の日本はかなりのインフレ状態であったため、徐々に材料が足りなくなって黄銅貨の製造が困難となるのでは、と考えた政府は、新たに50銭紙幣を発行することにしたのです。この紙幣が、今回ご紹介の「政府紙幣B号(板垣退助50銭紙幣)」です。
従来の紙幣は、「日本帝国政府紙幣」という題目が記載されていましたが、この政府紙幣B号のときから「日本政府紙幣」表記へと変更されました。政府紙幣B号(板垣退助50銭紙幣)は僅か5年という短い流通期間でしたが、当時のインフレの勢いに押され、製造枚数は12億4000万枚にも上りました。 金額でいえば6億2000万円分も発行されていたことになり、今でも相当数が現存しているため、希少価値はそれほど高くありません。
ですが、印刷局の番号によってさらに価値が細分化されており、下二桁が「12」「26」であれば、高い相場での買取価格も期待できます。
政府紙幣B号(板垣退助50銭紙幣)の発行の経緯
これまで使用されていた厘や銭などの小額の通貨は、インフレによって意味をなさないものとなりました。
そのため、政府紙幣B号は昭和28年に制定された「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」によって廃止となりました。