古銭買い取り業者徹底比較!

日本銀行券A号の買取相場の一覧と歴史、おすすめ古銭買取業者を紹介

日本銀行券A号の価値と概要、おすすめ買取業者を紹介します!
日本銀行券A号の価値と概要、おすすめ買取業者を紹介します!

日本銀行券A号ってどんな紙幣?高く売れるの?

古銭の価値に悩む女性

日本銀行券A号はインフレに対応する新円切替によって発行された紙幣で、5銭から100円まで計6種類の額面が発行されました。

このページでは、全6種類の日本銀行券A号の買取価格や概要を、画像付きで紹介していきます

ただし、日本銀行券A号は額面によって買取相場にバラつきがあり、かつ紙幣の番号など小さなポイントで価値も変動しますので、先に「おすすめの古銭買取業者」と「正確に日本銀行券A号の買取価格を調べる方法」をご紹介します。

日本銀行券A号を含めた旧紙幣の買取をお考えの際には是非参考にしてください。
また、他の「額面」や「券種」の旧紙幣(古紙幣)の買取情報はこちらも次のページも参考にしてください。

日本銀行券A号の買取におけるおすすめ買取業者を紹介

日本銀行券A号の買取は優秀な古銭買取業者に依頼をする事で安心に高価買取が実現できます。次のおすすめ買取業者はネットによるWEB査定も対応してもらうことが可能な古銭買取業者なので、気になる日本銀行券A号をとりあえず査定してほしい場合にもおすすめです。

  • 古銭買取福ちゃん

    福ちゃんの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 8.0 ポイント8
    買取価格(記念硬貨) 7.5 ポイント7_5
    顧客対応(サービス) 8.0 ポイント8
    対応のスピード 7.0 ポイント7
  • バイセル(旧スピード買取.JP)

    バイセルの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 7.0 ポイント7
    買取価格(記念硬貨) 7.0 ポイント7
    顧客対応(サービス) 6.0 ポイント6
    対応のスピード 8.0 ポイント8

日本銀行券A号の買取相場と概要をまとめて解説

では、今まで発行された日本銀行券A号の買取価格となどの情報について、画像付き一覧で説明していきます。
このページで紹介している日本銀行券A号の一覧は次の通りです。

日本銀行券A号の種類・買取価格一覧

上記の日本銀行券A号の名称をクリックするとそこまでジャンプします。

日本銀行券A号100円札の買取相場と概要

日本銀行券A号100円札
発行年度~廃止年度:1946年(昭和21年)~現行紙幣
紙幣サイズ:縦93mm×横162mm
図柄表:聖徳太子と法隆寺夢殿と新円標識
図柄裏:法隆寺

聖徳太子の100円札は4種あり、その中で日本銀行券A号100円札は4番目に発行されたため通称「4次100円」とも呼ばれます。未使用だと買取相場が最大1500円前後まで期待できる他、番号ごとに印刷局が異なり価値が細分化されているため、古銭買取業者の写真査定がおすすめです。

日本銀行券A号100円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称
    未使用
    美品
    並品
  • 聖徳太子4次100円札
    未使用
    300円~500円
    美品
    額面~300円
    並品
    額面

日本銀行券A号10円札の買取相場と概要

日本銀行券A号10円札
発行年度~廃止年度:1946年(昭和21年)~現行紙幣
紙幣サイズ:縦76mm×横140mm
図柄表:国会議事堂と鳳凰
図柄裏:彩紋

日本銀行券A号10円札には国会議事堂がデザインされていて「国会議事堂10円」あるいは「議事堂10円」とも呼ばれます。10円が紙幣で発行されたのはこの国会議事堂10円が最後で、以降は10円硬貨が発行されています。買取価格は未使用だと最大500円前後までが期待できます。

日本銀行券A号10円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 国会議事堂10円札
    未使用
    100円~200円
    美品
    50円~100円
    並品
    額面~50円

日本銀行券A号5円札の買取相場と概要

日本銀行券A号5円札
発行年度~廃止年度:1946年(昭和21年)~現行紙幣
紙幣サイズ:縦68mm×横132mm
図柄表:彩紋
図柄裏:彩紋

日本銀行券A号5円札は、今まで発行された古紙幣の中でも最後の5円札で、以降は5円硬貨が発行されています。表裏ともに彩文が描かれているため通称「彩文5円札」とも呼ばれており、買取価格は未使用の綺麗な紙幣だと最大で1000円前後までが期待できます。

日本銀行券A号5円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 彩紋5円札
    未使用
    120円~250円
    美品
    80円~120円
    並品
    30円~80円

日本銀行券A号1円札の買取相場と概要

日本銀行券A号1円札
発行年度~廃止年度:1946年(昭和21年)~現行紙幣
紙幣サイズ:縦68mm×横124mm
図柄表:二宮尊徳とニワトリ
図柄裏:彩紋

日本銀行券A号1円札は二宮尊徳の肖像画が描かれており「二宮1円」とも呼ばれます。二宮尊徳が描かれた古紙幣はこちらの1種しかありません。買取相場は未使用で200円前後までですが、番号によっても価値が変わり最大1000円前後の買取価格が期待できるケースもあります。

日本銀行券A号1円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 二宮尊徳1円札
    未使用
    30円~50円
    美品
    10円~30円
    並品
    額面~10円

日本銀行券A号10銭札の買取相場と概要

日本銀行券A号10銭札
発行年度~廃止年度:1947年(昭和22年)~1953年(昭和28年)
紙幣サイズ:縦52mm×横100mm
図柄表:鳩
図柄裏:国会議事堂

日本銀行券A号10銭は表面に鳩の図柄が採用されていることから、通称「鳩10銭」とも呼ばれている古紙幣です。低額面の紙幣ゆえに発行枚数も多く希少性は高くありませんが、未使用の綺麗な状態だと最大で200円前後までの買取価格も期待できます。

鳩10銭札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称
    未使用
    美品
    並品
  • 鳩10銭札
    未使用
    30円~50円
    美品
    10円~30円
    並品
    額面~10円

日本銀行券A号5銭札の買取相場と概要

日本銀行券A号5銭札
発行年度~廃止年度:1948年(昭和23年)~1953年(昭和28年)
紙幣サイズ:縦48mm×横94mm
図柄表:梅
図柄裏:彩紋

日本銀行券A号5銭札は梅の図柄から通称「梅5銭」とも呼ばれ、サイズは48mm×94mmと小さく、今まで発行されてきた紙幣の中では最小です。発行数が多く希少価値はありませんが状態が良い紙幣だとコレクションとしての価値が期待でき数百円の買取価格が付く例もあります。

日本銀行券A号5銭札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称
    未使用
    美品
    並品
  • 梅5銭札
    未使用
    80円~150円
    美品
    50円~80円
    並品
    20円~50円

動画にまとめていただきました!

日本銀行券A号の買取相場や価値について当サイトも参考にし、動画を作成いただきましたのでここでも紹介させていただきます。

日本銀行券A号の正確な買取相場を調べる方法

メール査定がおすすめ

手元にある日本銀行券A号の正確な買取相場を調べる方法はとても簡単です

古銭買取業者にメール査定を依頼するだけ

これだけで専門家に日本銀行券A号を査定してもらえます。

日本銀行券A号含めた古銭は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送ればすぐに買取相場が明らかになります。

そして、メール査定であれば買取依頼も簡単に断れるのもおすすめなポイントです

日本銀行券A号をメール査定の方法やおすすめの業者については次のページも参考にしてください

【日本銀行券A号の歴史】どんなお金だった?

日本銀行券A号

"日本銀行券"とは、日本銀行が発行する日本の法定通貨のことです。明治時代に設立された日本銀行は、これまで様々な種類の日本銀行券、あるいは日本銀行兌換券を発行してきました。

今回紹介する日本銀行券A号は、新円切替によって発行された紙幣で、額面は「100円」「10円」「5円」「1円」の4種類がありました。

戦後の混乱と日本銀行券A号発行の経緯

昭和20年、日本は第二次世界大戦で敗戦し、物価の不足や価格の高騰などが起こり、金融状況は大変混乱していました。

加えて、政府が軍事発注物資の精算を優先したことが引き金となり、ハイパーインフレーションが起こってしまったのです。

第二次世界大戦後のインフレは深刻なもので、戦争が終わった直後には多くの人々が一斉に預金を下ろし、紙幣は44%も増大しました。街中にはお金が溢れ、物価も大きく引きあがり、昭和9年から昭和28年にかけての約20年のうち、インフレ率はなんと約350倍にも達しています。

日本国政府は、この戦後のハイパーインフレに対応するため、”金融緊急措置令”を発行することにしたのです。これに伴い、これまで使用されていた紙幣の流通を停止し、昭和21年に新円切替を実施しました。

新円切替の内容としては、通貨供給量を減らす目的で「5円以上を新しい紙幣に切り替える」と言う理由で、国民から一度強制預金させ、その後は引き出し額の抑制なども行っています。

ですが、ここまでの措置を行っても、すぐにはインフレの完全改善までには至りませんでした。昭和24年にドッジ・ラインといわれる金融引き締め政策が実施されたことによって、徐々に物価が安定し始めることになります。

新円切替と日本銀行券A号発行

日本は、戦後のインフレに対する金融政策の1つとして、上記の新円切替を行いました。新円切替とは、これまで流通していた紙幣に変わる新しい紙幣を発行することです。

その新円切替によって発行された古紙幣が、今回ご紹介の「日本銀行券A号」の100円・10円・5円・1円の4種の紙幣です。

日本銀行券A号は新円切替に対応するため民間企業に委託して急いで作られました。そのため、粗雑な作りとなり、透かしや記番号が省略されている紙幣が発行されたのです。そのため日本銀行券A号は、多数の偽造が横行した古紙幣としても知られています。

日本銀行券A号のもうひとつの特徴としては、これまでの紙幣とはデザインが一新されていることです。

この日本銀行券A号が発行されたのは戦後の時代、つまり、GHQの管理下に置かれていた頃だったのです。紙幣の意匠もGHQの統制を受けたため、新たなデザインの紙幣を急遽発行しなければならなくなったのでした。

日本銀行券A号のデザインは、「新時代に即応する斬新なもの」をテーマに、公募にて募集が行われました。ただ、100円紙幣だけはデザインを一新する時間的な余裕がなかったため、従来の聖徳太子のデザインを流用したもので発行されました。

日本銀行券A号のその後

その後、昭和28年に制定された「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」によって、1円未満の紙幣や硬貨は廃止となりました。インフレによって小額の紙幣は、事実上意味をなさないものとなったためです。

日本銀行券A号の4種類の紙幣は、昭和30年から順次支払い停止となりましたが、「新円切替後に発行された紙幣」であるため、現在でも使用可能となっています。

今月のおすすめ業者!

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